日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

錆び切った「新・社会人」

病の治療が明けて5ヶ月経ちました。頭の手術瘢痕の違和感、頭部のしびれとふらつき。これにはずっと付き合うしかないようです。予後の経過観察もあと5年近くは続けるでしょう。しかし投薬の副作用であった指先のしびれもいつしかなくなり、失われた頭髪も年…

年末は沼津アルプスへ

沼津アルプス、沼津の市街地南方に南北に長い低山ながらも縦走を楽しめるルートです。その南半分は既に歩いているので、残していた北半分を歩きました。ここには徳倉山と香貫山という地形図記載ピークが2カ所あります。その登頂と各山頂でのアマチュア無線運…

奥さんが見た夢の話

夢と言っても叶える夢ではなく睡眠中に見る夢のお話。 奥さんが今朝がた見た夢だという。ふだんも家内は睡眠中に夢を見て時々それにつられてか寝言を発する。かなり緊迫した寝言もあげるので、どんな夢を見ていたのか?と都度聞くと大概その内容は全く覚えて…

駅ソバシリーズ(9) 沼津駅 桃中軒

桃中軒と言えば三島駅です。駅弁迄手広く作っているのです。同社のわさび漬け小パックの入った幕の内弁当はさすが伊豆を感じさせるもので、新幹線車中での食事やに持ち帰りによく購入しました。同社が三島駅で営業している駅ソバは東海道線ホームにもありま…

マルチな職人さん

とある食堂でランチの行列待ち。すると対面の中華料理店、こちらもなかなか繁盛。絶え間なく入るオーダーに二人の職人さんがひたすら調理する。二人とも僕よりは10歳は年上だな。キッチンの扉が開いているので二人の調理の様が見て取れる。 手前の方は洗い方…

懐かしの街、神田界隈を歩く

社会人になっての最初の勤務地は神田でした。事務所が新しい場所に引っ越すまで、約15年間ここで働いたのです。 家内と所要で神田に行く必要あり、これを機会に少し歩こうか、と彼女を誘います。 35年以上昔、そんな当時の面影はもうありません。ビルが立ち…

追憶の百名山を描く(4)・谷川岳

●始めに: 日本百名山。深田久弥氏が選んだ百の名峰。山岳文学としても素晴らしい書だが、著者の意とは反して、このハントがブームになって久しいようだ。自分は特に完登は目指していない。技術的にも体力的にも出来ない山があると知っている。ただ良い指標…

久々の皇居ランニング

治療後初めての皇居ランへ。 日比谷のランステ(ランニングステーション)を出てから、皇居の一角迄ウォーミングアップ。外堀沿いに走りはじめました。いつもは反時計回りですが、今回は時計回りで。このルートは三宅坂から半蔵門辺りが一番海抜が高いので、…

「丼の中の宇宙」を探す・「丸仙」武蔵小杉

ラーメン。 日本の大衆食文化においてこれほど耳目を集める存在は個人的には浮かびません。自分の中ではカレーは遥かに及ばずラーメンは孤高の存在です。古今、幾多の作品に登場してきました。小池さん、男おいどん。彼らが嬉々として食べていたラーメンは、…

変わりゆく街 築地から月島へ

銀座から築地へ、月島へと歩きました。市場が豊洲に移りがらんとなった感がある築地、ウォータフロント人気で新しい世代の街へと変わった月島。どちらも変化を感じさせる街並みです。 築地は、場外市場一帯は残っているのですね。この日は市場も休みの日で開…

川崎市民のソウル・フード 

最近テレビでも見ることが増えました。このお店のラーメン。なんでも川崎市民にとってはソウル・フードと言います。 自分は市民ではありませんが限りなく生活の拠点は川崎より。もちろん自分の家の周りにも余裕で指が折れるほどあります。このお店。 ただそ…

今朝の北岳

今朝は外を歩く時間が遅く空気は霞っぽくなり光線の具合もイマイチでした。もう少し早い時間帯に歩かなくてはいけません。 自宅から見える「甲斐の白根」。堂々と続く北岳から間ノ岳の3000m級スカイラインと久しぶりにお会いしました。今年の2月3月には入院…

鉄の歓び スイッチバックを歩く 長坂駅

中央線。山梨県に入ってからはスイッチバックの駅がいくつかあります。もっともレールは残っているもののスイッチバック自体はもう使われていません。その意味で廃線とも、遺構とも言えます。 暑い盛りには生い茂る夏草に覆われ、北風の季節には寒風に草は枯…

Windows11にしました

Windows10のPCを購入してから1年半。もうWindows11です。Windows UpdateにてWin11への更新案内が来ましたので、重要データが飛ばないようにバックアップの後更新してみました。Win7からWin10の際は、更新をためらっているうちにバージョンアップの機会を逸し…

鉄の歓び 新型DLに驚く 八王子駅

中央線の八王子駅はなかなか楽しい駅です。 見慣れた通勤型車両に加え甲州・信州へ旅人をいざなう特急も頻繁に来ます。ホームで南側に向いて立ち自分の乗るべき列車を待ちます。すると横浜の根岸から工業用液体を運んできた貨物列車もここで機関車の交換作業…

北の杜にて、素晴らしい音楽に触れる

友人がトランペット奏者として参加している吹奏楽団のクリスマス演奏会を、吹奏楽が大好きな友人と共に聴きに行きました。 そこは八が岳を背後に控えた、木で作られ残響音も豊かな素晴らしいコンサートホールでした。これまで国内外の数多くのコンサートホー…

ジムニーJB64、とうとう納車 か?

生産キャパの問題か、なかなか納車されません。 ならばと不肖なる私が製造ラインに立ち、少しでもリードタイム短縮のお役に立とうと、S社の湖西工場に赴いたのです・・・。 しかしなぜかS社からご丁寧なお断りがあり、代わりに「ここでやってください」と用…

駅そばシリーズ(8) 八王子駅 いろり庵きらく

いよいよ大手資本系です。 NRE日本レストランの系列店。あじさい茶屋、いろり庵きらくなど系列店は多いのです。別に大手資本が悪いわけではありません。今回は関東地方ハイカーにはこれまたお馴染みの八王子駅。横浜線のホームにも、コンコースにもあります…

●脳腫瘍・悪性リンパ腫治療記(14)「脳外科一般病棟にて(2)」

「導尿管は今日で終わりにしましょう。オムツは念のため続けてください」看護師がそう告げる。ああ、導尿管、ついていたのか。 管を抜いて、なんだかとても楽になった。これまで通りオムツは続けなくてはいけないらしい。確かに、小用に関しては制御の自信が…

思い出の家具を長らえる

もう30年以上も昔です。結婚した時に奥さんが持ってきてくれた家具や、共に選んだ家具があります。いずれも思い出もあり捨てるに忍びませんがライフスタイルの変化や老朽化で使い勝手や見てくれが悪くなったものもあります。 ダイニングテーブルは奥さんが持…

高原のパスタ

高原のパスタと言っても高原で食べたのではなく、高原で入手した具を使ったのです。 今では農家の顔が見えるような手作り野菜を売るコーナーがスーパーでも散見されますね。ですが道の駅に行けば本当に地のモノばかりです。何処の農家が作ったというのもわか…

秘していた「心の叫び」

とある理由から長年使っていたキッチンテーブルをひっくり返してみました。すると、ふと、発見したのです。 テーブル裏面に鉛筆で字が書かれていたのです。四文字。「おねがい」とあります。 字は拙い。書いたのは長女かな、次女かな。このテーブルは結婚当…

追憶の百名山を描く(3)・火打山

●始めに: 日本百名山。深田久弥氏が選んだ百の名峰。山岳文学としても素晴らしい書だが、著者の意とは反して、このハントがブームになって久しいようだ。自分は特に完登は目指していない。技術的にも体力的にも出来ない山があると知っている。ただ良い指標…

記憶が消える前に・・・私の東叡ランドナー

SNSで私のランドナーの師匠が先日ご本人の愛車を紹介されていました。 師匠と勝手に呼んでいるお方は、山の大先輩ですが、私がランドナーをオーダーフレームで作るにあたり、色々助言を下さった方です。また実際に実車を拝見しに行き参考にし、かつ、貴重な…

分割併合見学

「分割併合」。この言葉にピンときたならあなたは「鉄分豊富」なお方です。見学する貴方は間違えなく「鉄分過剰」なお方です。 首都圏で馴染みがあるとしたら高崎線の籠原駅。東北線の小金井駅、横須賀線の逗子駅・・・。首都圏ハイカーならば青梅線の拝島駅…

アマチュア無線仲間で歩いた三浦の山 - 鷹取山

アマチュア無線仲間で三浦の山を歩きました。アマチュア無線仲間と言いますが、いわゆる「ラグチュー」と言われる電波の上での世間話で知り合った仲間*ではなく、山歩きとアマチュア無線を趣味とする同人誌(「山岳移動通信・山と無線」誌)、その連絡用の…

駅そばシリーズ(7) 横浜駅 鈴一

今回は駅の構内ではなく駅前です。よって駅ソバとは言えないかもしれませんが、慌ただしさとせわしさが限りなく「駅ソバ」なのです。 相鉄線の改札を出ての横浜駅西口。交番があり狭い路地があります。猥雑、そんな言葉が一番似合う一角で、かつての新宿駅南…

ワングルーブの曲 

タイトなドラムスにあわせて、ベースのフレーズは転調はありにしても基本同じラインを繰り返していく音楽に、燃えてしまいます。この手のサウンドには体が・腰が勝手に動きます。 曲のメロディとか、サビとか、歌詞も、全く気にしません。多少の展開はあるか…

ちゃちゃっと作るお手軽ナポリタン

娘が家に来たのでパスタでも。ちゃちゃっと作って食べてもらいましょう。 彼女はパスタ好き。自分が作るパスタを「美味しい」と食べてくれる自分の料理の数少ないファンなのです。 自分はなぜか、「ウィンナーソーセージ」と呼ばれる「腸詰」めが苦手です。…

駅そばシリーズ(6) 小田原駅 箱根そば

箱根そば。小田急線の駅にある小田急の経営による駅そば店。 親の転勤の都合もあり12-18歳までを広島で過ごした自分は、大学は東京の学校に入学した関係で、18歳からはアパートでの一人住まいでした。学校は基礎課程が神奈川県厚木市にあり、専門課程は東京…