日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

思い出の家具を長らえる

もう30年以上も昔です。結婚した時に奥さんが持ってきてくれた家具や、共に選んだ家具があります。いずれも思い出もあり捨てるに忍びませんがライフスタイルの変化や老朽化で使い勝手や見てくれが悪くなったものもあります。

ダイニングテーブルは奥さんが持ってきてくれたものです。しかし娘も結婚し、社会に出て、もう4人で食卓を囲むことも無くなりました。これからはそれ以上、6人でも座れるように、ゆったりした大きさのものが欲しかったのです。またホームセンター激安品だったこたつは流石に老朽化してお役御免としたいものです。6人程度は入れる大き目のコタツも欲しかったのです。

そこでダイニングテーブルを新調し、今のテーブルをこたつに改造することとしました。半日仕事の心地よいDIYです。

テーブルをこたつにするには、脚を切る、こたつのヒーターユニットを移植する、天板を変える の三工程です。

① 脚を切る
四本の足を同じ長さに切る。工作全般大雑把にしかできない自分には電動丸ノコでも欲しいところです。いろいろ探して近所の木材屋さんで丸鋸でカットしていただけることが分かりました。これで一番の悩みが解決。これまでのコタツと同様に350㎜の長さに切ってもらいました。さすがに専用工具ですので脚の長さは皆同じ。もっともホームセンターにはアジャスターも売っていますし、多少のガタつきはゴム板を挟むなどで対応は出来るのです。今回はバッチリでした。木材屋さんに、お礼です。

② ヒーターユニット移植
こたつからヒーターユニットを外してテーブル天板の裏面に装着します。L字型の金具4か所で装着できました。

③ 天板
こたつは脚の着いた枠。枠にヒーターユニットと脚がついて、その上に天板を載せてる、そんな構造です。しかしこちらはテーブル。この天板を外して、下の台枠をそれだけで自立する様に強化しそこに天板を載せるだけの構造にしようとも思いましたが、それも面倒でした。そこで春から秋は低テーブルとして使え、冬にこたつとして使うときだけもう一枚天板を載せるようにしました。こたつとして使わないときは、この天板はどこかに収納必要で、手間ではありますが。。

ホームセンターでよい板を探します。パインの集成材がありましたのでそれを天板サイズにカットしてもらいました。あとはニス塗りです。表面裏面、サイド面を粗目、中目、細目の順にサンドペーパー掛けして、スプレー式のクリアラッカーを2重塗りしました。表面裏面側面とも。乾いたら完成です。

これで家内の大切な「嫁入り家具」(好きではない言葉ですが、当時はそう呼ばれていました・・)を廃棄することなく、第二の人生を歩いてもらうことが出来ました。何よりもそれが嬉しいです。春から秋は30年選手の馴染みのある天板。冬のみパイン天板。さてホームセンターの激安こたつさんには悔いなくご引退願いましょう。こちらも何度かヒーターユニットは交換してきましたが、30年超の長きにわたりご活躍ありがとうございました。

私と同様に、ダイニングテーブルもセカンドライフです。やりたかったことが全て出来ました!家内も喜んでくれています。

経る年。家族構成も変わり、ライフスタイルも変わっていく。生活道具である家具もそれにつれて変わっていく。何より自分自身が変わっていく。そんな変化も、考え方によって「喜び」に変えていく、そうありたいものです。

(2021年12月15日)

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①初めはダイニングテーブル ②脚を外してプロの道具のお世話になります。③こたつから外したヒータユニットを移植です。④新しい天板はサンドペーパがけしてクリアニスを吹きます。⑤短くなった脚をつけて「低テーブル」に。 ⑥こたつ布団と新しい天板を載せると、こたつです。