日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

庭仕事・畑仕事

地産地消・家産家消

庭の家庭菜園も夏野菜収穫のピークのようだ。キュウリは今だに毎朝採れるしナスも同じく。ピーマンにインゲンもトマトも同様だ。最近は冬瓜が膨らんできた。 お裾分けでもしないと減らないけれど、知人の家はどこも同じく菜園をやっている。キュウリもトマト…

揃うだろうか

ハギはダルマハギ。キキョウはシボリキキョウと小ぶりなものが、ナデシコはカワラナデシコが我が家の庭で日々を過ごしている。オバナとはススキだがどうも風に揺れる様が寂しくて余り庭には来てほしくない。しかしそこら中に姿を見る事が出来る。クズは蔓性…

豊作ゆえに

庭に作った家庭菜園。わずか八平米という狭いものだが、そんな畑が出来たのはちょうど一年前辺りだった。庭木を植えるために造園屋さんが小さなユンボで敷地の奥に入ってきた。ユンボはまずはこちらが注文していたブナの樹を二本、そしてコナラの樹を一本を…

ヒグラシの夕べ

窓を開けてソファに横たわった。移住した高原の家は広くはない。二人と一匹が快適に住めれば良いので、ダウンサイズを心掛け小さめな造りとした。その為にはたくさんの物を捨てた。ソファもそうだった。ガランとした新しい部屋に感動した。しかしゴロリとな…

自家製の一品

春先に植えた野菜たちが大変なことになっている。わずか八平方メートルの小さな畑なのだが、収穫期で気ぜわしいのだった。厳しい冬が明けて最初にやったことは畑の鍬入れだった。そして旺盛な雑草を刈る。小さめの畑にして良かった、とこの時に感じる。この…

かすがい

ある金具を探していた。庭に枕木を敷いた。各々の枕木が動かないように固定したい。直ぐに頭に浮かんだ金具があるがあれは何と言う名前だろう。ともかくもまずはホームセンターに行けばよいのだった。 自分の欲しい金具を店員さんに伝えた。「並んだ木材を一…

勘違いですか?

庭の雑草抜きもさすがに疲れてきた。植栽をしたエリアに生えていたスギナはかなり抜いたのだがそうではない箇所は伸び放題だ。刈払い機を使い少しはさっぱりした。まだ、やらねばな・・。庭を眺めてひと息をつくのだった。 すると昨年に植えたハギとキキョウ…

やる事カレンダー

移住したこの地で季節と共に日々をすごしていると一年のこの時期にはこれをやる、と言ったことが少しづつ見えてきたように思う。農家には作付けのカレンダーでもあるのだろう。やることが多そうだ。それほどでもないが我が家も少しはやることがある。少し整…

贅沢な自分たち

三ヶ月ぶりに東北自動車道を走っていた。この道は何度走ったことか数えられない。宇都宮あたりまでは日帰りの山歩きで、そして残雪の頃はテレマークスキーを載せて福島や山形まで走った。 埼玉県・群馬県が拮抗するあたりを道は走る。道が利根川を長い鉄橋で…

永久機関

自分は全くの文系人間。ロジカルよりもエモーショナル。難解な方程式を解いて喜ぶよりも本を開き夢想の世界に遊び、話に涙するほうが好きだった。しかし電子工作には小学生から、アマチュア無線には中学生から興味を持った。確かに自然科学に神秘を感じてい…

先輩とフレッシャーズ

四月は瞬く間に通り過ぎた。我が家に来るホトトギスは今よ盛りと良く啼いている。それはそうだろう、暦は五月になったのだから。それもすでに黄金連休も終わってしまった。会社によっては十日を越える休みがあったのかもしれない。だれもが皆会社生活に戻っ…

ツクシなのか・・

テレビの画面をじっくり見てはブラウン管に穴が開く。そう思っていた。流石に今はブラウン管はなくなり液晶パネルとなったがこれにも穴が開くのだろうか。が、今はそれほど熱く見る事もない。 画面には三人のお姉さんがフリルで彩られた白いミニスカートとブ…

蘇る五感

友人の所属する地元の吹奏楽団の定期演奏会だった。第14回演奏会だという。昨年より指揮者が変わった。傍目に聞いても若い気鋭の指揮者の下で音楽に一段と輝きを増したように聞こえた。 異なるアマチュア吹奏楽団には会社員時代の先輩が所属している。クラシ…

ストーブにあたりながら

干し柿を作っている。高原の我が家は区画整理がされた都会の街とは異なり番地ごとの境界線があいまいだ。もちろん境界石を辿り測量を行えば境界ははっきりしてくる。が、判明させたところでそこにフェンスやブロック塀を作るわけもないのだからすぐに明瞭さ…

期待膨らむバジル

バジルを庭に植えたのは六月だっただろうか。しっかり育ってくれた。嫌になるほど多くの葉に成長し、その横を歩くだけで香りで足が止まるのだった。何度も摘んでパスタに入れたりしていた。十一月の声を聴いたころ生き生きとしていた葉も緑色から黒ずんでき…

朝どれ野菜

よく国道沿いの販売所や道の駅で見かける。あるいは都心のスーパーの一角に木の枠で飾り付けられたコーナーもある。無農薬野菜や農家さん直送の野菜販売場所。野菜は確かに元気であり時に育てた農家さんの善男善女たる似顔絵がセロファンパッケージに描かれ…

冬への備え

高原の地へ引っ越してきたのは五月の連休明けだった。新しい家は内装は無垢板で壁紙も貼らぬようにした。扉を開けた時の木の香りは忘れられない。これからここに住む、そう背筋を思わずただした。ここは海抜九百メール。住み慣れていた港町の家は海抜五十メ…

酸性かアルカリ性か

仕事から帰宅して、着替えてやりかけの庭仕事を続けた。北風の吹き下ろす日暮れにそれをやろうというのは少しでも早くあの憎きアレを退治したかったからだ。 その仕事は除草剤を撒く事だった。我が家の庭はスギナが滅多矢鱈に生える。これは地下茎で増えるの…

全て自家製で

数か月前にホームセンターで手にしたポット植え。すでに香りが良かったので試しにと買ったのだった。それを庭の片隅に植えた。野草類も共に植えている。季節を終えて花が枯れてしまったものも、作業中に誤って踏んだり折ってしまったものもある。そんな中で…

地に恵みあり

パリには二つの中華街があった。南東部の十三区、それに北東部のニ十区にそれぞれチャイナタウンが形成されている。我が家はパリ市十五区にあったので二つ隣の十三区の中華街が近かった。十三区のほうが歴史が古いのか、街はやや古びていた。パリの北部はえ…

ロールキャベツ

挽き肉をこねて作る料理はあまねく好物だ。多少中身が異なるにせよどれも美味しい。ハンバーグに餃子など好きな二大料理だ。それぞれが七変化する。ハンバーグはピーマンに椎茸に詰めればそれぞれの肉詰めに。あるいは蓮根に挟めば挟み揚げに。小さく丸めた…

夜の来訪者

深夜に目覚めた。開けた窓から冷気が入っていた。一雨来たのだった。高原の雨は冷たく気まぐれだ。朝晴れればよいなと二度寝した。雨は一晩中続いたように思えた。 朝五時にはカッコウとホトトギスが音楽を奏でる。そんな重奏が自分達を起こしてしまう。閉め…

恐れすぎなのか

もう何十年も昔だろうか。共に山を歩いた事は無いがグループのメンバーとして知己のある二人の山仲間が越後の山で救助された。今でいうドクターヘリに乗ったと聞いた。その原因はスズメバチだった。スズメバチに二度刺されると初回時に刺された際にできた体…

悪あがき

草刈り機にも色々な種類がある。長さ1.8メートル程度の棒の先端に回転刃がつき後端にエンジンなりモーターユニットがついているもの。肩から懸けて腰辺りに当てて回すように刈る。交流電源式や充電式もあるがやはりトルクの強いエンジン式が多い。しかしなか…