日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

非課税世帯の憂鬱

非課税世帯。サラリーマンの頃は知らない単語だった。細かい定義はあるにせよ平易に言うならば年間の「収入」が100万円以下の世帯、と言う。 35年務めた会社は希望退職に応募して早期退職。3ヶ月後に就職した会社は研修期間中に病に罹患し試用期間で治療も終…

秋の夜長にフランス音楽 サンサーンス交響曲第3番

クラシック音楽と言うと「なんだかめんどくさそう」と構えてしまう人が多いとしたら残念だ。自分の入り口はバッハの幾何学的な対位法。そこからモーツァルトで無邪気さの持つ明るさと寂しさを感じ、ブラームスやシューマンでの淡く・濃く燃えるロマンの愁い…

埼玉中部の麺ならば 毛呂山・大海軒

今では主流ではない味かもしれない。しかし、いつもながらに「中華そば」「支那そば」と呼ばれるものが好きだ。様々に多様化するラーメンの世界でも、この手の味が健在なのは嬉しい。一口に「中華そば」「支那そば」と言って、実は様々な世界があるだろう。…

彼岸花の山

標高にしたら400mにも満たない小さな山歩きだった。 登り始めから植林帯で山頂はわずかに都心方面が開けている。再び植林帯で、山麓の温泉のあるリゾート施設のわずか手前でほんの少しの雑木林の道だった。 植林の山はあまり気持ちの良いものでもない。檜と…

山道具の補修・破れた登山パンツ

登山パンツは夏用、春秋用、秋冬用と季節と残雪の有無、登山する山の標高に応じて3種類を使っている。かつてはニッカボッカ―も使っていたが、あまりにレトロで最近は出陣機会はない。 春先のトレッキングで登山道に横たわっていた倒木に足を引っかけた。悪…

医者との付き合い 悪性リンパ腫その後

良い医者とは何だろう。症状に合わせた治療をしてくれる医師か。自分の納得のいく説明をしてくれる医師か。安心感を与えてくれる医師だろうか。 最初のポイントが最も大切だろうが、後者2点も重要だ。余り説明を受けぬままとにかく治療を受けて治癒。それは…

麺修行も楽ではない 小平うどん・淵野辺大勝軒

「麺修行」とは美味しいラーメン・麺類を求めて諸国行脚する行為で、その意味での命名者はたぶん自分ではないか。ともかくラーメン(中華そば・支那ソバ)が好きで暇さえあればそこら中に行っていた。それを自ら「修行」とか「行脚」とか呼び、独り悦に入っ…

ちょっと好い風景

自分がバイクに乗っていた期間は18歳から25年間程度だろうか。乗り始めの数年は250ccの2気筒アメリカンバイクだったが後は一貫して200~250ccの単気筒のオフロードバイクだった。 欧州に転勤する前に、海外赴任が何年に及ぶかもわからなか…

イワシの開きを蒲焼風に

「今日の夕食はどうしようか?」 まとめ買いもせずに効率は悪いかもしれないが、妻とそんな会話をしながら近所のスーパーを歩くのは楽しい。これが無いと一日が終わる気がしない。やる気まんまんでスーパーに出かけると、思いのほか安上がりな出来合いの品が…

「ありがとう」という名刺

小田急線のとある駅にて。一日の登山を予定通り終えて、綿の様に疲れ果てて駅のベンチに座っていた。改札の前には小田急系列のスーパーマーケットがあり、そこで500㏄ロング缶のみを仕入れて、ごくりと三口。陶然としていた。今日の山は絞られた。自分の限界…

老舗の看板

老舗は世に沢山ある。江戸の下町辺りに行けば、ウナギ屋、蕎麦屋、ドジョウ鍋屋、天婦羅屋、寿司屋、お煎餅屋、団子屋…。それぞれを探訪しつつそぞろ歩けば数日は必要だろうし、財布も軽くなるだろう。 さてそんな老舗がずっと大切にしている物は何だろう。…

短くしてよかった

「髪は長い友」そんなコピーと共に「髪」という漢字の右上の三本が順に消えていく。そんなテレビコマーシャルがあったと記憶している。もう20年も昔の話かもしれない。「叩いて生やす」、頭皮に刺激を与え血行を改善する、大御所俳優を使ったそんなCMもあっ…

三年後の約束 曽根麻矢子バッハ演奏会・フランス組曲

無数にあるバッハの鍵盤曲。オルガン曲は荘厳すぎて入りづらいかもしれない。今ではピアノでも演奏されることが多いチェンバロ向けの曲は身構えずに聞くことができる。中でも聴きやすいのは「フランス組曲」ではないか。 組曲というのは小さな舞曲が6から8…

顔の見える食材は嬉しい

スーパーでもよく見かける。「このホウレン草は○○市の△△さんの手作り野菜です」。値段は少し高めでも、安心して手を出せる。その袋に、オジサンなりオバサンのイラストが描かれてたら、イチコロだ。わずかこれだけの努力でその袋を選ぶのだから、なかなか効…

絞られた大倉尾根・塔ノ岳

丹沢主脈の表玄関と言えば塔ノ岳(海抜1491m)。ルートは幾つがあるがバス停のある大倉(海抜290m)からが一般的だろう。その標高差1200mは一日のアルバイトとしては自分にはきつい。日帰りの山では800m程度のルートを選ぶのだから。 このルート、大倉尾…

ガンボ風?アボガトとサーモン冷製パスタ

ガンボ。ニューオリンズに出張に行った際に食べてとても気に入った料理。甲殻類や野菜のゴッタ煮スープ。これが味わい深かった。観光名所となっているフレンチ・クォーターはバーボンストリートで食べるルイジアナ料理。ガンボをバゲットで頂きバーボンに酔…

再会のイタリアン

旅先で知人にばったり会う。そんな事はあるのだろうか? ましてやそれが日本ではなく外国で。もしそんなことがあればそれは何かの「啓示」に違いない、信心の無い自分のような人間でもそう思うほど稀有な例だろう。 家族四人で中部ヨーロッパの街を旅した時…

高原のベーコンとバゲット

とある高原の、自家製ベーコン屋で購入したベーコンを美味しく食べている。もったいないので少しづつしか食べられないという自分の性分は情けないが、長持ちさせたいものだ。 昨日はフライパンで温めただけで、バゲットにチーズと伴に載せた。ベーコンのチッ…

全く、厳しい

動画サイトのお陰でさまざまな素敵な映像との出会いがある。 オーケストラの練習を延々とやる動画などは、好きな人には興味あるだろう。音楽評論家・吉田秀和の著作に自身のヨーロッパ滞在時期の記憶として書かれた一文があり、古びた文庫を引っ張り出した。…

谷戸の奥へ。鶴見川源流のサイクリング

谷戸。谷地。響きが良い。何か惹かれるものがある。 丘陵地から複数の枝尾根が発生する。その間にはいつしか水が湧き、谷が形成される。沢の誕生。深山ならばそれは深い谷になりやがて大きな川になる。神奈川県の下末吉台地や東京都の境、多摩丘陵あたりでは…

森の珈琲タイム

少し離れた場所に住む友人夫妻。所要で近所まで出かけた。出かける直前にその旨連絡したら今日はご不在ということ。しかし友人宅倉庫に預けているものを取りに行く必要があり立ち寄ったらドアノブに倉庫の鍵番号と共にメッセージがあった。 「今日は仕事先で…

ペースメイカー

幸いな事に自分は目下心臓は悪くない。激動の昭和を猛烈なサラリーマンで駆け抜けた父は心臓を悪くし、長い喫煙習慣も手伝ってか重篤だった。ペースメイカーまではいかなかったが心臓血管にステントを挿入した。もう30年以上も昔の話だ。治療が奏功し心臓に…

市販ソースでのパスタ・たらこ

先日テレビで、有名シェフが市販のパスタソースをベースにしてパスタ作りする、そんな、番組があった。 あまり手をかけることなく、有り合わせのもので、というコンセプトは面白いし、流石に料理人。何にせよ見事な皿にしてしまう。同じ材料があっても自分に…

神保彰・ワンマンオーケストラ

おもいっきりフュージョン世代。といっても本場アメリカではなく日本のモノ。いまではJ-FUSIONという呼び名だそうだ。アメリカのFUSIONは友人の影響で聴いたウェザーリポート。リー・リトナー、ラリー・カールトン、アルディメオラ、チック・コリアあたりは…

駅そばシリーズ(10) 三島駅 爽亭

転勤で新幹線通勤をしていた静岡県三島駅。記憶もやや曖昧だがこの駅には4軒、いやもしかしたら5軒の立ち食いそば店があった。 新幹線ホーム。東海道線ホーム、南口改札横、そしてこの駅を始発とする伊豆箱根鉄道駿豆線の開札内。これでは4軒だが、東海道線…

しごかれた契約書

契約書。ドラフトを作成するのは法務部の仕事でも、それをお客様との間で合意に取り付けるのは、営業部の仕事だった。自分が所属していた前々職の会社の話だ。契約書自身かなり持って回った表現をするので、日本語でもその内容を理解して顧客と交渉し合意に…

待ちきれない演奏会 

アマゾンや楽天で買い物をしていたら自分の購入履歴に応じて、好みだろうと勝手に判じられた商品がサジェストされる。その機能に恐れ入って、驚いて、感心したのももう10年以上前だろうか。SNSでもそれは一般的で、FACEBOOKでも次々とサジェスチョンが色々や…

懐かしの駿東を巡るサイクルツーリング

サイクリングの楽しみ方は人それぞれだろう。 自分は「走りヤ」でもなく「峠ヤ」でもない。「ロングライド」にも関心がない。峠もロングライドも結果であり目的ではない。一人で走る気ままな小さな「旅」に興味ある。気心の知れた仲間と走るのならニ・三人ま…

今日も漬けて貰って、ありがとう

日本人で良かったな、と思うのは炊き立ての白いご飯をパクパク食べるときだろうか。おかずは主菜だが、脇役たる副菜も楽しい。主菜は美味しいがえてして重く、副菜で味覚の軌道修正をしているのではないか。ご飯パクパクは、むしろ副菜相手の時の方が多いか…

旅を巡る風景・風の匂い

旅をする人なら誰も、「風の匂い」を知っているだろう。 その旅とは勿論、徒歩や自転車などによる人力の旅の話。バイクや車、鉄道やバス、飛行機などの旅行では残念ながら「風の匂い」を自分は感じたことがない。唯一バイクでは感じるが、その匂いは徒歩や自…