日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

地産地消・家産家消

庭の家庭菜園も夏野菜収穫のピークのようだ。キュウリは今だに毎朝採れるしナスも同じく。ピーマンにインゲンもトマトも同様だ。最近は冬瓜が膨らんできた。

お裾分けでもしないと減らないけれど、知人の家はどこも同じく菜園をやっている。キュウリもトマトももう沢山と言ったところだろう。あまりに収穫できるキュウリに辟易して漬物やサラダ以外に炒め物や夏野菜カレーに入れていたらようやく減ってきた。なかなかイケるという発見をした。しかし茄子も多い。煮浸し、揚げびたし、同じく漬物に夏野菜カレーと使う。まだ残っている。

バジルを今年も植えたのだが繁殖力が強いのか茂みの一大勢力になった。近くを歩くだけでイタリアンレストランの匂いがするのだった。葉をどんどん摘まないと黒ずんでくる。と言っても消費もできずに冷凍室に摘んだ葉は保存している。本当は松の実を買ってジェノベーゼソースにするのだがなかなか時間が取れない、松の実は高いので昨年はクルミを買って作ったけれどそれなりに美味しかった。アーモンドやピーナッツでもできそうに思う。そのクルミはまだ残っている。あとはすり鉢の出番待ちだ。

収穫してまだ使い切れない野菜とバジルでパスタ料理を作った。ベーコンとニンニク、赤唐辛子とスパゲッティ乾麺以外は我が家の材料だった。ジェノベーゼソースまでは手が出ないのでまずはバジルの葉をみじん切りにした。爽やかな匂いに包まれる。出来上がった皿はなんとも美味しい。畑の野菜は早起きをする家内が毎朝毎夕に水をあげている。自分は土の栄養が横取りされぬようにと雑草を刈り、蔓が絡むように支柱を立て直しネットを張る。かかる手と言えばこの程度でありあとは自然の力だ。

地産地消は地域経済の活性化やSDGSの観点で望ましい姿のようだ。実際わが家の近くの道の駅や直販所では買い物をする人が絶えない。新鮮な野菜を誰もが買えて、地元の農家が少しでも潤うのは良いことに思う。

我が家の料理も地産地消なのか、いやそんな規模のものでもない。家産家消という造語が浮かんだ。イエサンイェショウでは呼びにくいのでカサンカシヨウと呼ぶことにした。

なかなか良いではないか。形もいびつで虫に食われた跡もあるけれど、腹を満たしてくれるし何か健康的にも思うから。さて今夜もカサンカシヨウで夏野菜と豚肉の中華炒めか。秋がもう少し深くなれば夏野菜も枯れていき、畑に鍬を入れ直し畝を作りマルチを被せる。その穴から冬野菜の種をまきポッドを埋める。しかしまだまだ夏野菜の元気は衰えそうにない。嬉しいけれど困っている。