日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

ジムニーのベッド作成、移動式テントに!

自分の車はジムニー(今となっては一世代前の型になりました。JB23-7 型ATです)ですが、先代の550ccハコ形JA71型も含めて2代乗っています。

燃費以外は、山に、スキーに、ランドナーを載せてのサイクリングに、と、ものすごく使い勝手のよい最高の遊び車です。燃費は街乗り10㎞弱、高速で80-90㎞巡行で14から15㎞程度、ハイブリッドなどが出てきた今の車のレベルからすると超がっかりレベルですが、1トンの車重を660㏄ターボで賄っているのですから仕方ないと、割り切っています。

そんなジムニー、登山前夜に林道詰めて登山口や、近くのSA、道の駅まで行って車中仮眠というパターンが多いです。JB23型はフロントシートを前まで出すとリアシートとツライチになるのでそこそこ仮眠はできていたのですが、やはりリアシートが後ろに倒れない、前後シートで傾きの向きの違いでガタが気になる、といった具合で海老のように丸まっても寝づらいものでした。もうこのジムニーも10年乗っており今更ではありますが、まだまだ活躍してもらいたいのでこいつのベッドを作ってみました。せめて足を延ばしてガタつきなく寝たい。移動式ソロテントを狙います。

幸いに多くのジムニーファンが同じ試みをしているのでネットにはベッド自作の記事は沢山あり、参考にします。使わないときは車の中にうまく収納できることも考え、最終的に以下作成しました。

材料1:床板:ホームセンターで12㎜厚合板入手。180㎝x60㎝で1100円。これを90x45で2枚、カットしてもらいます。この2枚をつないでベッドの床にします。180x45㎝のベッドになります。ただ2枚の板の継ぎ目は7,8㎝程重ね合わせることにした(当初は蝶番で2枚の床板をつなげようと思っていたが強度が不安だった)たので、実際は172㎝程度のベッドです。自分の身長は165㎝なので余裕です。これだけでは寝心地が固いので同じく切り売りカーペット(480円/m)でくるみます。タッカー(壁紙とかカーペットを壁・床に打ち付けるほっちすのお化け)でガンガンとステイプルしてそれらしいカーペット床にします。タッカーは500円強で売っています。

材料2:床面との段差調整。 リアシートを畳んで、フロントシートを前に出して倒してつないでも、床面からの段差が15から20㎝ほどあります。これをどうやって埋めようか、とホームセンターをさまよっていましたが、「プラ木レン」という可変長のプラスペーサーを発見。これはいける!と頭に電気がともりました。いくつか長さにサイズがあるので、現物合わせをしたうえで2種類で計4個購入。一個あたり300-500円程度です。
ベッド設置:リアシートを畳んで、フロントシートを前に出して倒してつなぎその上にカーペット床を2枚、載せます。4個の「プラ木レン」はあらかじめ30㎝程度の幅の平板にそれぞれ2個づつ固定したので、2セットの「固定済プラ木レン」をカーゴスペースとフロントシートに設置して、その上に載せます。継ぎ目は重ね合わせているので段差が出ますが、それをやはりホームセンターで入手した運転席用のクッション(ちょうど長さが90㎝強)を載せることで解決。

寝心地:さて試して寝てみます。駐車場でやっていると近所に変人と思われるかもしれません。仕方ないです。・・・正真正銘のフルフラットはやはり超快適。カーペットを張ったのは正解で心地よい。もちろん段差を埋める運転席用クッションのお陰で上半身は柔らかい。この上に直接シュラフで寝ることが可能です。これで、登山前後に現地泊するときも疲れを残さずに済みそうです。

収納:90x45㎝の板2枚はちょうど狭いジムニーのカーゴスペースに、リアシートの背面にすっぽり収まるのです。すっきり収納できて満足です。

総費用4000円弱、所要工作時間4時間程度。楽しいDIYでした。さてこのジムニー、もう少しこいつには働いてもらうこととしましょう。移動テント実現。次回の山が楽しみです。

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上から 完成形、タッカーでステイプリング、前後の処理、カーゴスペースへの収納

2020年9月6日記