日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

5弦ベースとの会話(2)改造その1

ある日の、私とベースギターの会話です。私、(G)、ベースギター(B)です。

B: 少しは弾けるようになったようだな。俺難しいだろう。おい、ところでなんで弦を外すんだよ? おい、今度はドライバー? 要らないだろう。弦交換には。
G: いやー、少し自分なりに使いこなせるようにしたくてさ、改造するんだよ。
B: 何を勝手に。そんなのは弾きこなしてからにしてくれよ。
G: イヤー、俺基本プレべばかしだったから2ボリュームが苦手なんだよ。ステージで音量いじる事ってあるじゃん。短時間では2個ツマミをいじれないからさ。だからコントローラをボリューム1個、バランサー1個に変更するんだよ。今もう1本ある4弦のジャズべもそうしているよ。
B: ジャズべの良さを分からん奴には弾いてもらいたくないね。
B:おいおい、返事もなしか。いきなりバラすのか。


そうそう、悪い癖です。先日入手した5弦ベースに早速手を加えました。このベースは2ボリューム2トーンというジャズベースですが、普段プレベを使っているのでジャズベのコントローラが、特に2ボリュームというのがどうも苦手です。とっさの音量変更が面倒くさいというのが理由です。そこで1ヴォリューム1バランサー、2トーンという構成に変更すべく電装系をいじります。

もともとついていた回路を外し、EMGの回路(BTSシステム)に変更です。このシステムはツマミ4個で、それぞれマスターボリューム、フロント・リア出力バランサー、トレブル、バスのコントローラーです。いまのBladeも4ツマミ(フロントボリューム、リアボリューム、トレブル、バス)ですのですっぽり丸ごと交換できます。

オリジナルの電装系はパッシブピックアップに9V 電池で動くプリアンプを噛ましたものでしたが、多分20年近く前のものなのでアンプ基盤も大きくやや癖のあるトーンの効きでした。このEMGの回路は半田付け不要でコネクタを刺しこむ仕組みで、よりスマートですね。

ついでにコントローラーとの相性を考えてピックアップもEMGのアクティブピックアップに換装しました。

新装となった電装系、バランサーに加えベース・トレブルにもそれぞれセンタークリックがあるので、ブースト・カットが分かりやすく使い勝手の良いコントローラになりました。換装したEMGのジャズベピックアップとの組み合わせ。アクティブピックアップはもう20年くらい前にわずかに使っただけですが、やはり出力デカイです。バランサーの効きも分かりやすいです。トーンの効きは特にベースのブーストに力があります。ただこれを効かして単独では好い音と思ってもアンサンブルでは埋もれそうです。シンプルなプレベに比べ、ジャズズベはやはり音作りが難しいな、という気がします。

・・・こんなことばかりやっていて肝心の練習は進みません。まずいな。

B: おい、なんだか俺は生まれ変わったようだね。内臓一式が。俺には良し悪しはよくわからないよ。もう仕方ないね。ただただ、練習頼むよ。

駄目を押されました。

 

写真 左から、オリジナル状態。Bladeオリジナルのレヴィンソン回路基板。2枚目は換装したEMGの回路基板。とてもコンパクトになった。3枚目、ついでにピックアップもレヴィンソンからEMGに換装します。EMGの五弦対応のピックアップがサイズがぴたりで、既存のザグリに何の改造もなく装着できました。

 

2019年10月14日記

 

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