日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

オンライン診療

ここ数日悪寒が取れなかった。職場からの帰りで寒風を浴びたら体の芯から胴震いだった。温かい風呂に無理やり入ったが風呂から出るとまたもや歯が鳴った。

案の定夜半には発熱だった。布団にくるまり蓑虫のように寝るだけだったが寒気が取れない。頓服としてもらっている解熱剤をのむと一時的に熱は冷めるがイタチごっこに近かった。発汗してそれで寒くなるのだった。

仕事、母の通院付き添いなど予定していた行事はすべてキャンセルした。病院にかかりたいと思っがコロナ以降、今は発熱外来という診療科が出き、多くは予約制だった。体調も悪いのにスマホ相手にそんなことはできなかった。簡単そうな治療としてオンライン治療が目についた。成る程これなら早そうに思えた。ガイドに従って情報を入力していく。最後に健康保険証の写真をアップロードしクレジットカード情報をいれる。ショートメールでのやり取りがあり程なく診療可能となった。0120のヘルプデスク案内もあり安心した。

Zoom会議のようだった。ドクターはスマホの画面に居た。症状を伝えるとでは薬を処方しますとなった。最寄りの調剤薬局を指定した。一時間後には薬局から薬ができたと連絡があった。

オンライン診察なので口を開けてアーンも胸の音を聞く事も首の付け根でリンパ節の腫れを確認することもなかった。熱があり喉が痛いとなると処方される薬は決まっていた。想定通りの処方だった。物足りなかったが助かった。コロナに罹患したときと同様に薬も実はバイク便で届くのだがそれは高そうなのでやめた。

寝不足があったとも思えぬが実によく寝た。途中から睡眠の記録にチャレンジをしようとすら思えた。妻は疲れているのねと言うのだがあまりハードなことはしていない。良い機会だから寝倒そうと丸まって目をつぶった。不思議な夢をたくさん見た。悪寒で目覚め薬を飲んでからは発汗で目覚めた。

オンライン診察のお陰で薬も出た。薬局もオンライン診療の処方箋を扱うのは初めてだった。便利になりましたね、と声をかけた。診察は物足りないが仕方ない。昔ならこんな熱などを一晩で終わるはずなのだが今は違う。明日から三日目だった。もうそんなふうに基礎体力も無くなり体はすぐに悲鳴をあける。加齢とともに多くの現実が目の前にやってくる。どれもそのまま受け入れるしかないのだろう。

解熱剤と喉の痛みを取る薬。馴染みの物ばかりだった。もっと強く効果を発する特効薬でも処方してほしかったがオンライン診療ではこんなものだろう。しかしありがたいのだった。これで効果が無ければまたオンラインで。今度は違う薬だろう。まずはこれで治癒したい。

 

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