2021-09-29 冴え返る朝 病院風景点描 著者選集 冴え返る朝 病室の窓。そこからの風景は余り季節感はない。しかし眼下の梅の樹木と遠景の山でそれを想う。 曇った丹沢と、萎んだままの眼下の梅、今朝は 「冴え返りの朝」 を感ず。 この数か月、いや、一年。退職も,入院もあった。嬉しいこともあった。そう、いつか暦は変わり、冬もあと少しだろうか。しかし心の中には季節に取り残された思いもある。今年は春まであと少し。 楽しくも疾風と過ぎたこの年は冴え返り梅に来る春思う (2021年2月16日・記)