日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

スープカレーは癖になる?

ラーメンとカレーが日本人の二大国民食という話もよく言われる。何故だろう、自分はカレーとは縁が薄かった。カレーライスという食事は、おかずらしいものがない。なんだか手抜きの極み。申し訳程度の具材にカレー粉とメリケン粉だろう?そんな風に思っていた。オフィスで仕事をしていた頃も周りにあったカレーのファーストフード店も入ったことは数えるほどだった。同じ金を払うなら少し足してでもどこぞの定食屋に行きたいものだ。

イギリス出張でインド人の作るインドカレーを食べて、タイ出張で現地のカレーを食べた。これらは純粋に美味しかった。これらは異国の料理という位置づけで、なにか違う受け入れ方が出来たのだろうか。以来インネパ料理・タイ料理は時々食べる。しかしカレールウを割って作るドロリとしたカレーは滅多に作らないし、食べない。

とあるきっかけがありスープカレーなるものを食べた。一人なら決して行かない店だがバンド仲間との待ち合わせがそのスープカレー屋だったので否応なかった。

まぁドロリとしていないから、いいかな。その程度の期待だったが、これがなかなか美味しかった。まさにスープで、サラサラとしている。具はゴロゴロと野菜の実体感があった。これはいわゆる国民食に位置づけられるカレーとは別物だな。

そんなことで、一度トライしてみた。

初めて作る料理は手際が悪い。手順もネットを見ながらだから時間がかかる。なんとかやっつけでやってみた。作る途中で何度も思った。「あぁ、めんどくさいな。もう二度と作るまい」

実際に煮込む前に炒めたり素揚げしたり、と手間がかかる。しかし食べてみたら家内と共に顔を見合わせた。美味しかった。プロの味ではないが、今まで未経験だから目新しいだけかもしれない。しかし手際が分かった。食べ終わった後は、「もう一回、具を替えてやってみよう」と言い出す始末。癖になったのだろうか?

結果的に二名で三食分のレシピ。

1・具材と下ごしらえ
①鳥肉(安いもも肉)150グラム程度・・サラダ油で予め焦げ目付ける。塩コショウ。
②玉ねぎ2/3個・縦切り(繊維の向き通り)・・予めサラダ油でクミンを炒める。香りが立ったら投入し半透明になるまでじっくり炒める
③人参1/3本、ダイコン1/4個、ジャガイモ1個・・火の通りをよくするためにレンジでチン。600Wで2分程度 大きめにカットする。茄子2本、ピーマン2個も大きめにカット、ジャガイモ以外は軽く素揚げする。
④ゴボウ1/3 酢水でアク抜き、大きめに切る 

2・調理
① 1-②に水700㏄程度、カットトマト缶詰め1/2缶投入
② 具材を全投入。コンソメ3個(味見しながら要調整)弱火で煮込む。
③ カレールー。3かけ(味見しながら要調整)さらに煮込む。
④ ゆで卵を作ったのでトッピング

3・所感
・具の野菜がごろごろしているのが美味しい。煮込むより固形感を感じさせるほうが個人的には美味しいと感じる。肉はもう少し大きく存在感のあるものが似合いそうだ。お店で食べたスープカレーはハンバーグ入り。今度は、それだ。小さめの肉団子も気楽そうだ。
・具を素揚げすることで味が染みるのだろうか。ただし揚げ物は面倒くさい。フライパンでさっと炒めることでどうだろう。次回の改善点。
・ダイコンやゴボウなど入れてみた。似合う。次回はレンコンを。オヤジの料理、なんでもござれ。
・辛いものが大好きな自分は、クミン以外にコリアンダー、パプリカ、グラムマサラ、市販カレー粉、色々めったやたらに振ってしまった。風味を出すには、それらのスパイスも炒めるとよいかもしれない。スパイスの扱いが実は肝なのだろうか。次回の改善点。ついでに赤唐辛子、いれよう。
・具の色どりとして緑色が欠かせない。その意味でピーマンを入れた。むろんさやえんどうでも、オクラでも、青唐でも合うかと思う。次回でトライ。
・なにせお店で食べたのは一回限り。もう少し食べていくと、いろいろやりたくなるかもしれない。まずは何事も「小さく始める」事から。

ネットのレシピを参考に、冷蔵庫の整理を兼ねた。何と、なかなか美味しい。

こちらはプロのお仕事。チーズハンバーグ入りスープカレー横浜市港北区綱島。「らっきょ&Star」さん。これを食べなければ、スープカレーまで行きつかなかっただろう。感謝。