日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

素敵な一日 - 無理をせぬこと

久しぶりにジムで汗をかいた。少し遠ざかっていたのは何故だろう。メニューがきつかったのだろうか。会社員時代は週2回、1時間のコース。筋トレから初めて有酸素。単調な会社生活の中で格好のストレス解消だった。会社を辞めてからも、週に1回は行く事にしていた。ここ数か月、近所のジムは改修で閉鎖されたり、自身がコロナにかかったり、山やサイクリングに出る日も増えたり、と、ジムに行かない日も多くなった。

無理をせずに軽いメニューで体を動かすとこれまでにように辛くはなかった。筋トレのメニューも回数も減らした。有酸素は膝を気にしてランニングマシンはやめアークトレイナーに変更していたが、それも今日は2キロ歩こうとはせずに、まぁ出来る範囲でやってみた。

1時間もかけずにジムは終了。シャワーを浴びて外に出ると、驚いた…。

空が青くずっと高い。雲一つもない。心地よい風が体を洗う。周りの光景が「やあ、元気かい?」と話しかけてくるように思えたのだった。余りの外界の明るさに瞳の瞳孔の絞りも効かずに無遠慮に光が躍った。

ああ、素晴らしい秋の日。今日一日、まだ始まったばかり。どんな良い事が午後に待っているのだろう。そんな軽やかな想いがバルーンのように膨らむ。空に、飛んでいきそうだ。ゆっくりやればいいんだよ。そう、空が言っている。

しかし知っている。何も変わり映えのしない日常がそこにあり、周りの風景も変化のしようも無いことも。いや、そう言ってしまえば実も蓋もない。

楽しい一日にするのも、そうしないのも、自分次第だということだ。遠出をしなくとも、日常の行動半径の中にも、何か新しい事があるに違いない。そう信じると、何かが見つかる。山に行かずとも、自転車に乗らずとも、少しでも外に出れば心地よい風の匂いがかげそうだ、良い一日が待っている。

ジムで体を動かしているときからずっとビートの効いたダンスナンバーを聴いている。大好きな70年代のソウルミュージックだ。それを午後も聴いて、軽い気持ちで我が身もステップ。満ち足りた一日にしようと思う。

無理をしないで過ごす事。背伸びせずに、流れに任せる。すると今日のジムの様にメニューも楽しいものになる。何事もそれで良いではないか。

素敵すぎる青空が、全く嬉しい。そして尽きずに動いている心臓も、五感を通じて幸せな情報としてそれを体に伝達してくれる脳も、全くありがたい。

自分と空の間に何があるのだろう。ただの空気の層だろう。するとこの青さは何処からくるのだろう。

ジムで聴いていたゴキゲンなナンバー達

・When Im in your arms (by Ann Peebles) https://www.youtube.com/watch?v=2MWDjqpVyAU
・Love Machine (by Miracles) https://www.youtube.com/watch?v=GyABcyYluyw
・Brick House (by Commodores) https://www.youtube.com/watch?v=-5EmnQp3V48
・Feel like a making love (by Marina Shaw) https://www.youtube.com/watch?