日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

市販ソースでのパスタ・たらこ

先日テレビで、有名シェフが市販のパスタソースをベースにしてパスタ作りする、そんな、番組があった。

あまり手をかけることなく、有り合わせのもので、というコンセプトは面白いし、流石に料理人。何にせよ見事な皿にしてしまう。同じ材料があっても自分には出来そうもない。

コンセプトだけなら真似できようと、自分流でトライしてみた。市販のたらこソースを使う。

(2人前)
たらこスパゲティソース
じゃがいも1個
ダイコン1/6本
ピーマン2個
パスタ220グラム(スパゲティ)
バター少々
液体出汁少々
白ワイン(調理用酒)少々

・じゃがいもと大根は皮を剥き短冊切り。レンジで約2分加温後オリーブオイルを引いたフライパンで焦げ目をつけるように低音でじっくり焼く。
・一旦外し、こんどは強火でピーマンも焼く感じで。冷凍庫で寝ていたジャコも2ツマミ投入。
・じゃがいも大根を戻して強火で炒め、ぐるり白ワイン(今日は調理酒)と液体出汁のもとを大さじ一杯程度。パスタの茹で汁も少し投入。
・アルコールを飛ばしてからパスタソースの素とバターを投入。たらこがつぶつぶにならぬようここはもう加熱しない。
・アルデンテで茹であがったパスタ投入。手早く混ぜるのみ。盛り付けは、具材はまとめて上に乗せるように。

さて味。じゃがいもは安定の美味しさで焦げ目も心地よい。しかし大根はソースは馴染むが食感が合わないようだった。尤も凡そ総ての食べ物は自分と家内の舌にかかれば「美味しい」になってしまうから、こればかりは何とも言えない。

しかしバターの追加投入もありコクもあった。たらこは少し粒状感が出てしまった。熱いパスタにからめるのだから仕方もない。このあたりは課題だろう。トライしなかったが少し練りチューブワサビを付けたらなお味が引き立ったかもしれない。またショートパスタも合うかもしれない。

忘れていた。大失敗だ。これは、昼食には向いていない。なぜなら、冷えたワイン。出来ればロゼ。ゆずって白。それが欲しくなる。今日など午後から仕事なのだから。仕方ない。またソースを買ってきて、夕食に作るだけだ。

市販のパスタソースに手を出すのは情けない。ずっとそう思って、ジェノベーセソース以外は自分で試行錯誤をしていた。それも楽しい。しかし大手の食品メーカーがそれなりに開発費を投じて上市した商品は流石にこなれた味で、様々なアレンジを余裕で甘受する懐の深さもあった。「恐れ入りました。美味しゅうございました」。そうS&B食品様に頭を下げた。

スーパーに行けば様々なパスタソースがある。余り気張らずに使うと幅が広がる。良い勉強だった。