日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

和風だし焼きそばと、焼きそばの「副作用」

焼きそばです。

チャオメン。揚げ焼きそば、炒め焼きそばなど中国系の方が経営されている中華レストランで供される焼きそば、どれも美味しいですね。もちろん日本も負けていません。ご当地焼きそばも、富士宮、群馬、横手、黒石どれも美味しいです。しかし、昔ながらの焼きそばと言うと何が頭に浮かぶのでしょう? 初詣、縁日の神社の参道でお馴染なやつですかね。ソース焼きそば。昔からある懐かしい味ですね。これはこれで美味しいのです。そして、とても意外な「副作用」もあったのです。

ソース焼きそばは焦げたソースもいい感じですが、自分は「塩味」の焼きそばがずっと好きでした。大学の頃独り住まいのアパートの近くの中華食堂にあったメニューですが、妙に美味しく、よく食べたものです。何の味付けだったのか? 塩と化学調味料でしょうか。なんどかその味の再現を試みているのですが、なかなか納得できません。

最近はそんな需要を見越してか塩味の焼きそばも袋詰めで売られています。もともとのソース味同様3つで180円程度で売られていますが、最近はソース味であればPB商品で3つ一袋で100円切ります。これにありあわせの野菜と肉でさっさと作れるので、時々、いや頻繁にお手軽な昼食メニューで作ります。

味付けは同封された粉末ソース粉をそのまま使う。あるいは塩と化学調味料のみでやる。醬油ベースにする。オイスターソースを入れる。液体の出汁を使う。凝るときは豚肉を微塵のこんにゃくと具として炒める前にやや甘めだし汁で茹でてその肉汁を味付けに加えたり、と色々やります。麺はクリスピーなものが好きなので、あらかじめ別に適度な焦げになるまでフライパンでじっくり焼き上げます。ネギ油やごま油を少し加えると匂いが良くなり、嬉しいのです。具材は別に、炒めて味付けのみ。硬めに出来上がった麺に合わせて出来上がり。3分料理ですね。

今回は味付けに「粉末だしの素」と使いました。これはテレビの料理番組でやっていたので、そのまま案を拝借したのです。

瀬戸内海の味覚で育った自分は「イリコダシ」でやります。こちらも、なかなか良い感じです。最後に鰹節を振りかけて、すこし塩昆布を載せてコショーして出来上がりです。家内も喜んで食べてくれました。あぁ。よかった。食事を作り、食べた方に喜んでいただく・・・。嬉しい話です。料理人の気持ちもわかります。

二人前ですが粉末だしは8グラムのスティックではやや多いように思います。このあたりは具材の多さにもよるので試行錯誤です。

ああ、ソース焼きそばの「副作用」、書き忘れていました。

家内と結婚する前、何かの縁日か著名な神社か。参道にある露店で焼きそばを食べたのです。缶ビールなど片手に屋台の焼きそば。まぁ少ない懐にはありがたいチープなデートコースというやつです。食べ終わって彼女と話していて気づいたのです。八重歯のあたりにぴたりとへばりついていたのです、「青ノリ」。白い歯に緑色の小片、コントラストは強烈です。その強烈な光景で「ああ、・・この人に相違ない、結婚しよう」と頭に稲妻が走った・・と思ったとか思わなかったとか。しかし、あまりそんなことも気にしなかったような大雑把なところが自分には良いと感じたのかもしれません。

とはいえ、奥さんであっても「歯に青のり」はあまり見たくないのです。指摘しようものならその日一日の「居ずらさ」は担保されたようなものです。だから、今作った焼きそばも青のりはかけていません。お好み焼きも同様です。

焼きそばに罪はありませんが「副作用」は一度きりで。。。

f:id:Gonta7LKF3:20220415135757j:plain

油の香りづけのために揚げた唐辛子を載せているのは自分用。賞味期限に近い煮卵が冷蔵庫の中で長い留守番をしていたのでご登場願いました。好みの「固ゆで」の味玉子が最近減ってしまい、売っている店を何とか見つけてしのいでいます。