我が愛車・ランドナーのタイヤ交換をしました。
元のタイヤは10年近く履いていたのですが、オープンのサイドウォールが劣化しておりサイドの構成繊維が露わになっていました。破断までそう時間はかからないでしょう。ランドナーを組んでいただいた自転車さんの店主さんの言葉もあり今回はサイドはオープンではなくゴムをひいたアメサイドのタイヤを選んだのです。
このランドナーのタイヤ交換は納車後これが初めてです。このタイヤで日本中色々走ってくれました。約10年近く旅をさせてもらいましたのでもう天寿全うです。これまで乗っていたクルマは700Cx28を履いたツーリング車(このランドナーの資金作りのために主なパーツを外した上で売却)、それに今も愛用している700Xx23を履いたフレンチロードバイクです。この2本とも、サイドオープンの軽いタイヤで、一時期はワイヤビードの無いタイヤも履いたりしており、タイヤ交換に苦労を感じることはありませんでした。
しかしこのランドナー、古いタイヤは容易に外せましたが、新しいタイヤをリムに嵌めるのに苦労しました。ビードが固く、また、サイドウォールも頑丈なのでなかなかリムにはまってくれませんでした。2本で20分だろう、そうタカをくくっていたら1時間ほどかかってしまいました。日暮れの寒くなる前に作業終了です。
タイヤを外すレバーがもうすこし肉薄のほうがやりやすいのかもしれません。とにかく最後の箇所はタイヤレバーをうまく使って押し込みました。
一番心配なのは、チューブをかんでしまいパンクする事です。指定気圧の3Kgより2割ほど多く空気を入れましたが組み上げて目下のところ空気漏れはありません。ホッとしました。
乗った感じは、硬めで好い感じです。ローカットの登山靴をミドルカットに変えた時に即座に感じる足元の安定感と近いものがありました。サイドウォールが何よりも頑丈そうで、ちょっとやそっとの事で、少なくともサイドウォール起因のパンクは起きそうにないです。気になる重さは一本当たり160グラムほど重くなりました。しかしランドナーは早く走るための自転車ではないのです。旅をする自転車。軽快さより耐久性重視です。確かに2本で320グラムの重量増加、値そのものは気にはなりますが、この程度であればむしろ自分自身の重さの調整で何とかなりそうです。尤もその調整が一番きついのですが・・・。
さてこの頑丈なタイヤ。新しくなった足回り。様々な「旅」の計画が頭の中にはあります。これからの良き伴侶として、また自分にとって新鮮な風景を見せて風を感じさせてくれる事でしょう。楽しみな、相棒です。
旧タイヤ パナレーサー TOURING CUSTOM 650x35A アメサイドオープン 382グラム・実測値(1本)
新タイヤ パナレーサー TOURING CUSTOM 650x35A アメサイド 540グラム・カタログ値(1本)
・新タイヤ。650Aのスポーツ車用のタイヤを作ってくれるメーカーには感謝です
・愛車をひっくり返して作業開始です。
・リムとタイヤの間にレバーを差し込んで「てこの原理」でビードを外しスポークに引っ掛けて、ぐるりともう一本のレバーを回してタイヤを外します。
・新旧パナレーサーのタイヤ。ロゴの色が何気に異なっていました。
・無事足回り交換。ちょっと手間取りましたが頑丈さを感じます。さて「旅」ですね。