日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

●脳腫瘍・悪性リンパ腫治療記(8)「脳外科緊急入院(2)」

2021年1月21日(木)
搬送された病院への入院手続き。コロナ対策もあり、病棟に入院したら会えなくなるので、処置室に居るうちに会うように勧められたということで、家内と娘がやってきた。(それはあまり覚えていない)面会中に食事となり、うどんの入ったドンブリを持ったがそのまま力なく落としてしまったという。「あーシーツも全部交換しましょう」と看護師さんがテキパキ対応してくれたことだけはなんとなく覚えている。

その後自分は病棟に運ばれ家内と次女に対して脳腫瘍手術についてドクターから説明があったという。当然本人に対しても行われたであろうが記憶にはない。

・右側頭部の腫瘍は3センチx4センチ程度のモノ。
・他にもあるが詳しくは造影MRIを行っていく。また開けてみないとわからないこともある。
・手術アプローチでは細心の注意を払うが運動野や言語野を傷付ける可能性もある。手術は長時間になる事。
・悪性であるにせよ悪性腫瘍にも何種類もある。それは細胞を培養して判断していく事になる。その結果がグリオーマであればかなり良くない。手術ですべてが取り除けるわけでもない。
 
その後特別な計らいで家内と次女と面会を行ったそうだ。そこで自分は家内に以下の対応をしたという。その記憶は一切自分にはない。本能的なものだろう。

・いろんな人と連絡を取りたいからスマホを渡してほしい。そして充電器なども欲しい。
・会社にすぐに連絡を取って状況を伝えてほしい
・家内に手持ちの銀行のキャッシュカードを渡し、非常に小さな声で、4ケタ暗証番号を伝えた。
 
(注;医師コメントは後日家内からヒアリングしたもので、誤解や聞き損じの可能性あればご容赦ください)