日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

箱根内輪山・浅間山と鷹ノ巣山から畑宿へ

箱根内輪山・浅間山鷹ノ巣山から畑宿へ


前回の三浦の軽ハイキングから4か月。あの時はまだヘビィな治療プログラムを残していたのですが、それも終わって1.5カ月。とうとう治療終了後の山です。とはいえ足慣らしとして、手時かな箱根を選びました。

昨年、発病前の11月に歩いたルート(宮野下-浅間山-湯坂路-箱根湯本)であれば、勝手がわかっています。

何時も無理をお願いし山に同行頂いている友人(Sさん)と共に東海道線で小田原へ。バスで宮野下温泉まで。11月と全く同じ行程です。

富士屋ホテル傍の写真館の横から温泉神社へ登りわき道から登山道です。簡易な踏切で登山鉄道を横切ると九十九折れが始まります。しばらくは植林ですがクヌギやコナラなどの天然林が混じり始まります。箱根は杉と檜の人工林に侵されていない箇所が多く、安堵できるのです。

全開通り東屋と、その上に簡素な浅間神社を通り抜けると登りもほぼ終わり。笹が稜線に交じる出すのが箱根らしい。浅間山にいったん上ります。前回のルートとはここでお別れ、今度は本日の目的地、鷹ノ巣山へ、南下するルートはいったん下り、階段状のきつい傾斜を登り返していきます、当然開頭手術痕の違和感はありますが、それとは別にやはり頭の浮遊感は残ります。しかし気にしないようにして登っていきます。どこまで歩けるか、それを知ることが大切と思うのです。

鷹ノ巣山到着。ほぼコースタイム通り。何とか歩けます。ここで2人それぞれにアマチュア無線の運用。自分は1200メガFMで6局交信、その後430メガFMで7局交信。無線も以前と変わらずに楽しむことが出来るのは嬉しい話です。

下山は畑宿へ降りることとしました。しばらくは階段の道ですがやがて沢の音を右手から聞くようになると急な下りとなりました。飛竜の滝は少し沢の中を登り返して下から見ることが出来ます。

畑宿は旧東海道の宿場町。寄せ木会館に立ち寄ります。箱根寄せ木の職人の多くがこの畑宿の方だそうです。すてきな手鏡を奥さんへのお土産に買いました。

前回も下山後に立ち寄った湯本のしぶーい温泉「弥坂湯」で汗を流して、早川漁港で絶品の海鮮料理を頂いて帰宅しました。

退院・治療終了後の初のショート山行でした。平衡感覚が十分でないので心配して左右の登山ポールを持参しましたが登りも下りも使うことなく、何とか歩きとおせました。病前のような山歩きは当分無理だと思います。しかしすこし光明を見出すことができました。

本日のルートの累積標高差は500m位かと思います。こんなことで、戻していくのです。ともに歩いてくれた友人に感謝です。


(山行日2021年9月5日)

f:id:Gonta7LKF3:20211006131545j:plain f:id:Gonta7LKF3:20211006131608j:plain

f:id:Gonta7LKF3:20211006131618j:plain f:id:Gonta7LKF3:20211006131628j:plain f:id:Gonta7LKF3:20211006131641j:plain

f:id:Gonta7LKF3:20211006131658j:plain f:id:Gonta7LKF3:20211006132450j:plain



登り始めてすぐ箱根登山鉄道を横切る。

浅間山山頂一帯は雑木林と笹で好ましい。

鷹ノ巣山山頂では1200メガを運用。

畑宿への下山ルートには飛竜の滝。

ひなびて渋い弥坂の湯で汗を流す。自分が箱根で一番好きな湯。湯本の温泉街からは離れておりジモティ御用達という感じが嬉しい。

山歩きの最後は早川漁港に出て海鮮を頂いた。