日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

蔵の街栃木から餃子の街宇都宮までのサイクルツーリング

ある週末、地元のサイクリング仲間と共に東北線に自転車を二台載せ両毛線経由で栃木市まで列車に揺られました。栃木駅で自転車を組み、そこから鹿沼市を経由し宇都宮までサイクリングです。


栃木市は巴波川沿いに黒塀と蔵が並ぶ風景が好ましく自分の気に入った街の一つです。古い街並みをゆっくりペダルを漕ぎ、町を抜けると田園が広がりました。渡る風も心地良くなり、すこし気温も下がったのでしょうか。ゆったりとした田園の風に包まれます。そう、風にも匂いがあるのです。体を風にさらして走る、スローな旅だから感じる風と気温の動き。「風を感じる」、そんな気障な台詞はサイクルツーリストのためにある言葉なのでしょう。


フロントバックに入れた地形図を見て、古い街道筋から舵を切り、工業団地を抜けると河岸段丘をいくつか横切ります。ダウンチューブに手を伸ばし変速レバーをゆっくり切り替えてフロントをインナーに落としました。少し喘いで上りきると今度は下り。心地よい風に包まれると汗も一気に飛んでいきます。目的の街が見えてきました。今日のランは40km程度か。さあ仲間と共に冷たいビールに、宇都宮餃子です。さぞや美味い事でしょう。

(2019年6月8日記)


写真1 巴波川をのんびりと舟が走る
写真2 ランドナーはバラして列車に持ち込めばどこまでも自分を運んでくれる、スローな旅の相棒。そう、それは鉄で出来た魔法の翼だ。
写真3 古い家並みにワクワクし、次はどんな風景が待っているのだろうかと再びペダルをこいでいく。
写真4 宇都宮は大谷石の産地として知られる。宇都宮の街中に佇む松が峰教会はそんな大谷石でできた小さな教会だった。

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