日々これ好日

山や自然、音楽が好き。そんな私は色々な事が起きる日々の中で、好き日を過ごす事を考えています。

白山 (石川県白山市2702m)

● 始めに: 日本百名山深田久弥氏が選んだ百の名峰。山岳文学としても素晴らしい書ですが、著者の意とは反して、このハントがブームになって久しいです。自分は特に完登は目指していませんが

ただ良い指標になるので自分で登れる範囲で登っています。またこのうちで自分で登れる範囲は山スキーテレマーク)で登っています。この百名山、どこかで終えたら、あとは自分の好きな山を加えて自分の中での百名山にしたい、その程度に思っています。

● 加賀の名峰、白山に立つ:

白山信仰の総本山、加賀の名峰、霊峰・白山の山頂に立ちました。信州の名だたる山に登ると西の方に遠く離れてぽつんと気高く存在感を示すこの山。ずっと憧れをもって眺めてきましたがやはり関東からは遠く離れた山です。なかなか登る順番が回ってきませんでした。

天気予報に反して雨が止まず、雷交じりの初日はレインウェアで我慢の登り。予定していた山小屋のテント場が水浸しという下山者の話を聞き幕営予定を変更し、3時間登った場所の避難小屋(甚之助小屋)に予定変更して停滞。翌日は快晴に恵まれ憧れの山頂を踏みました。風が強くじっとしているのもつらい程でしたが、山頂に立った喜びは無限でした。

山頂でのんびりとアマチュア無線運用。地元の9エリアはもちろん、0エリア、3エリアからも声がかかります。

展望を満喫して、往路を戻ります。テント泊は出来ませんでしたが、満足です。のんびりと別当出会いにおりて素晴らしい山を終えました。さてここは石川県白山市。横浜まで長い帰りが待っています。

日本百名山70座目)

写真1 谷を左手に高度稼ぐトラバース道から尾根を一気に突き上げるとそこは弥陀ヶ原。広闊な原にポーンと飛び出した。ここで初めて視界の先に、流れる雲の奥に確固と立つ白山最高峰・御前峰を仰いだ。
写真2 白山・御前峰山頂に立つと初めてそのカルデラの複雑な地形を見ることができた。
写真3 山頂からは雲海を超えて悠々と木曽御嶽(右)、乗鞍(左)の3000m級ジャイアンツが並んでいた。いずれの山頂からもこの白山を憧れをもって眺めたのだった。
写真4 白山は高山植物の宝庫だ。可憐に咲くイワギキョウに足が止まった。
写真5 甚之助ヒュッテにザックをデポして軽装で山頂を目指したので楽ができた。誰もいない、静かな原を歩く。風の音しか、聞こえなかった。
写真6,7 お世話になった甚之助小屋。同宿者は1名だけだった。
写真8 帰路、越前大野。行く手に懐かしい荒島岳が大きい。

登山日 2020年8月13日、14日
8月13日 別当出合11:15-トイレ・休憩舎12:16-甚之助小屋14:30
8月14日 甚之助小屋04:50-黒ボコ岩7:13-室堂7:37-白山山頂08:30-別当出合13:15

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